【個人的まとめ】初めての海外カンファレンスでブログを期間中に10本書くためにした準備 #reinvent

【個人的まとめ】初めての海外カンファレンスでブログを期間中に10本書くためにした準備 #reinvent

Clock Icon2018.12.02

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サーバーレス開発部の阿部です。

ポータルサイトで公開されている通り、今回クラスメソッドの参加者は各自がブログのエントリー数の目標値を持っています。もう達成した人、これから達成する人それぞれではありますが、我々がre:Inventに参加する意義でもあるので重要な指標だと意識してまいました。また、鉄は熱いうちにと言いますし、なるべく期間内での本数達成を目指そうと思いました。

とはいえ、海外のカンファレンスは初めてで、かつ容赦のない英語にはまだまだ耳が対応していないということもあり、期間内での達成に向けていくつか準備をしました。これから海外カンファレンスに参加してアウトプットを目指す人の参考になればと思います。

参加したセッションのまとめ

まずは、期間中のセッションなどについてまとめてみましょう。以下のセッションに参加しています。

11セッション参加しました。このうち、私がレポートを書いたものはセッションにリンクがあるものです。他の参加者とかぶったものについてはお任せしているものもありますので、セッションレポートは6本です。実は当初想定よりもレポートは書けていません。予定ではこれの倍位はセッションレポートをあげるつもりだったのですが、やはりスピード的に無理でした。

他のエントリーについては、ジャンルのまとめ(Serverless/IoT)で2本、キーノートの速報で2本です。現地でこれらに手をあげなかったら正直未達だったと思います。

Session Level観点

各セッションにはセッションレベルが設定されています。数値が大きい方が技術的に難度が上がり、400のものもあります(Deep dive系)。今回、私はサーバーレス開発部でこれから取り組むことを中心に幅広く、を意識したのでこのような分布になりました。

  • 300 -> 6
  • 200 -> 4
  • 不明 -> 1

セッションのジャンル観点

  • IOT -> 4
  • DVC -> 1
  • LFS -> 1
  • HLC -> 2
  • SVR -> 1
  • ARC -> 1

IoT関連が多いのは今の案件状況に寄るところが多いのですが、他は見事なまでにばらけていますね。Chaos Engineering関連は積極的に抑えるようにしました。

準備したこと

さて、これから今回のre:Invent参加に向けて私が準備したことについて説明します。これらは出発前日までにやったことです。

参加するセッションのブログテンプレートを作る

参加するセッションのスケジューリングをしてから予定の全てに対してテンプレートを準備しました。テンプレートに記載してた内容は以下です。

  • 公式のtitle and descriptionの和訳
  • descriptionを読んで気になった事のメモ(箇条書き)
  • 事前に調べられる用語などのメモ(箇条書き)
  • まとめの方向性を1行で

自分でどのような観点でこのセッションを聴きたいのか、事前にメモしておいたわけです。これは英語に自信がなかったので、特に重視してやった事です。日本語でも英語でもそうですが、事前のコンテキストを把握しておけばわかることも増えます。

昨年のセッションをYoutubeで見る

参加が決まってから前日まで、YoutubeのAWSチャンネルにアップされている昨年のセッション動画を1日1本を基本のペースに見るようにしました。

セッション動画を見ていくつかわかったことは、

  • 人によって発音の癖が激しい
  • スライドで表現の補足はセッションであれば絶対にある

でした。スライドのメモをいかに残すかが鍵だと理解できたのは心の準備としてよかったと思います。

ちなみに、このAWSチャンネル、毎週1本くらいのペースで"This is my architecture"という10分くらいの事例企画をやっていて、長さ的にも内容的にも非常に有用です。英語字幕がつくものも多いので、参考にさせてもらってます。

現地でやったこと

結論を言うと、準備だけでは十分ではありませんでした。初日からそれを実感したので、現地ですぐに対応を変更したことについてもいくつか触れておきます。

まとめや速報に手を上げる

ServerlessやIoT分野のまとめに手をあげました。これらは期間中に他に人からもアップされるエントリーを一通り目を通してキャッチアップしていかなければならないきつさはありますが、1本にカウントされますし、セッションレポートをまとめるのに比べたら負荷は軽かったです。何より期間中の参加していないセッションのリアルタイムなインプットになったことは大きかったですね。今回のre:Inventでどのようなことが重視されたのか大まかにつかむことができました。

また、新サービスやアップデートについての速報にも手をあげました。今回はLambda関連に対するアップデートがキーノートに固まっていたこと、その内容が従来から課題になっていたことだったこともあり、かなり聴いたタイミングの熱量で一気に書きあげることができる内容でした。キーノートの速報は書いている間に他のことが浦島状態になる、というデメリットがあるので、良し悪しだと思います。私はまとめに手をあげていなかったら少ししんどかったと思います。

全スライド写真に撮ろうとしない

セッションの模様はYoutubeにアップロードされますし、セッションスライドも公開されます。だとすれば、我々のセッションレポートであげる写真はどちらかというと速報性重視、聴き手が特に重要だと感じた部分のみで良いかと思います。なので、セッション中のスライド写真は構成図など文章で表現することが難しいところを逃さないように注意しました。それ以外のところはテキストにメモを取っていき、セッション後にすぐにまとめる作業に入れるようにしました。

写真は後から、テキストをとにかく先にあげる

海外で使えるモバイルWiFiルータや会場WiFiなどはありますが、画像を多く扱うには容量/スピード面で若干の不安があります。

今回、直接やり取りの部分の事前検証を忘れてしまったので、結果ネットワーク経由になってしまいました。また、画像サイズの変更など多少のアップロードするまでに多少の作業を要する事になったので、セッションレポートであっても先にメモをあげてしまって写真は後からという形で公開するようにしました。

まとめ

4日間のスケジュールでセッションを受けながら10本となると、1日2〜3本は書かないといけないわけで、そのためには事前の準備があってもしんどさが残るものでした。英語についていくのもそうですし、セッションのスピードやキーノートで発表される新サービスやアップデートの内容が多すぎてあたふたしたのも事実です。特に英語については、ヒアリングについてもう少し強化したいな、と痛感しました。AWSチャンネルの視聴についてはせっかくなので習慣化しようと思います。

また、我々がre:Inventに参加して期日内にレポートをあげる意義は、速報性と個人のインプレッションです。後日になると公式からより密度の高い内容(というかセッション動画や資料そのもの)が公開されます。また、参加セッション数も多いので、どうしても最初に参加したものの記憶も薄れます。そのため、期間中のアウトプットとしてはなるべく早く、個人の感じたことを少しでものせて発信するというのが重要だと思います。そうでなれけば、1社から60名も経費かけていく必要ないと思うので。行くとなった時のプレッシャーではこの辺りが非常に大きかったですね。

とはいえ、現地で体験するre:Inventは、非常に有意義なものでした。来年もプライベートや仕事との都合がつけば参加したいと思います。

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